週末に参加させていただいた、とある「座談会」に関するレポートです。
主催されたクライアント様はレディースアパレル専門店。長年にわたる現場経験から、ユーザーの生の声を真摯に受け止めながら事業を拡大して来られました。その一方、デジタル化やそれに伴うプロモーションに課題を感じておられます。座談会では、システム、EC、マーケティング、広告運用など各方面のフリーランサーが意見交換を行いました。
主な議題はECの活用について。オープンしたが活用しきれていなかったECを、しっかりと収益化できるサイトに育てていきたいというご相談。差別化について、流入量の向上について、ターゲットについて、販売方法についてなど、私を含め、参加者がそれぞれの専門性から意見を交わしました。
詳しい内容は差し控えますが、
「こういう視点で見ると〇〇のターゲットが狙い目ですね」
「新しいサービスにはこういった工夫が必要ですね」
「それは〇〇の観点から見てもとても有益です」
といった具合で、客観的かつ多角的な意見が交換されたことで、クライアント様にはいろいろな気づきがあったようです。
興味深かったのは、それぞれの視点から考察した提案内容が1つのターゲットに結びついていたこと。議論が進むにつれ、サービスとプロモーションに関する具体的な内容まで深めることができ、この日初めて顔を合わせたとは思えない濃いディスカッションとなりました。
今回のように各方面のフリーランサーと「座談会」という形式でディスカッションを行うのは私には初めての経験でしたが、とても有意義な会だったと感じております。
会社勤めをしていた私の経験では、どこからともなく持ち出される社内事情などにより客観的な議論が妨げられるケースは珍しくなかったように思います。これは、参加者の立場を考えると仕方ない部分もありますよね。座談会では、外部の人間(しかも、今回は個人として集まったワーカー達)だからこそ、テーマに対してより客観的な意見を述べることができたのではないでしょうか。
「事業の未来」について議論するための新たな方法として「社内会議」でも「コンサルティング」でもない「座談会」という形式は、理にかなっているように感じました。
以上、今日は週末の座談会で感じたことを書かせていただきました。みなさま、良い1日をお過ごしください!