年末商戦に挑む事業者の皆様、「クレジットカードのトラブルによる広告停止(←意外とよくある)」は、簡単な準備で軽減できます。「大事な時期に広告が配信されていなかった!」「休暇中で広告停止に気づかなかった」なんてことが無いように、今すぐ予備カードの登録をご検討ください。
なぜ2枚必要なのか
2枚目のカードを登録することで、メインのカードにトラブルが発生しても広告費が引き落とされます。だから、広告が停止しません。この2枚目のカード(予備カード)を登録していないと、週末や休暇の重要な時期、または担当者の不在時でも広告は停止しています。だから、カードは2枚登録することをオススメします。
みんな2枚登録してるの?
残念ながら、皆さんが2枚登録されているわけではありません。でも、カードには必ず有効期限が設定されているので、いつか使えなくなります。「事業用のカード」を1枚しかお持ちでない事業者様、カードはすぐには届きません。重要な時期にカードトラブルが重なると大変。準備するなら「今」ですよ〜💡
カードエラーの原因の例
- カードの期限が切れた
- カードの利用額が上限に達した
- 自動引落によるカードの引き落とし回数が多すぎてロックがかかった
- 広告会社のカード要件に一致しなくなった
- システムトラブル
引き落としエラーが出た時は、まずは原因をつきとめましょう。期限切れ等はすぐ判明しますが、なぜ止まったのかよくわからないことも多いです。
そんな時、まずは「カードの問題か、広告会社の規約によるものか」を特定しましょう。一度承認されていたカードが機能しなくなった場合、私はまずカード側を疑います。カードが停止しているかどうかは問い合わせにより簡単に判明しますので、まずは問い合わせてみて下さいね。
カード側の原因ではなかった場合は、広告会社への確認が必要になります。ひとまずヘルプページを参照して、カード要件や、要件の改定状況などを確認しましょう。それでも原因を特定できない場合は、サポートに問い合わてみましょう。
カード登録&引き落としに関するトラブル事例
①カード会社への問い合わせで原因を特定した例
1件目は、毎日複数回の引き落としが発生したために、クレジットカードの規制がかかってしまったケースです。Meta広告ではアカウントの開設直後は頻繁に配信費用が引き落されます。300円、500円といった少額で、1日に何回も自動引落が発生します。この取引がAIによって「怪しい!」と判定され、カード会社側で規制がかかってしまうことがありました。広告の利用実績が増えるに従い引き落としの金額は増えて、問題は解消されました。
②広告会社の規約を確認したら原因がわかった例
2件目は、カードのセキュリティ設定により登録できなかった事例です。LINE広告ではカードが「EMV 3D secure」に対応している必要があるそうで、その規定を満たしていないためにカードを登録できない事例がありました。
③広告会社に問い合わせて原因を教えてもらった例
3件目は、Meta広告でAMEXカードが利用できなかったケースです。規約上はAMEXは利用可能なのですが、システムトラブルにより一時的に受付なくなっていました。サポートへの相談でトラブルを知り、別のカードを登録することで解決しました。
このように、①カード会社への問い合わせ、②広告会社の規約確認、③広告会社への問い合わせ といった方法で確認すれば、一般的な問題については特定して解決できることが多いのではないかと思います。カードの引き落としトラブルでお困りの際には、この3ステップを試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今日は「広告費の引き落とし用カードは2枚必要です」というテーマで注意喚起させていただきました。できれば2枚のカードは別のカード会社のものにして下さいね。参考まで、広告会社のヘルプへのリンクを貼っておきます。リスク対策を済ませて、年末商戦を最後まで戦い抜きましょう。
それでは皆さん、よい休日を😊