2024年1月1日の能登半島地震、そして9月の豪雨災害に被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。2度にわたる災害へのご苦労をお察しすると言葉になりません。美しい能登の1日も早い復興を願っております。

この気持ちを何か行動に移したい…ということで、今朝は石川県へ。荒木諒さん(モンタナスポーツ社)が企画された「YARIKAN GYAKUSOU TRAIL RUN 5H耐久(ヤリカン・逆走)」というトレイルランニングのチャリティーイベントに参加してきました。普段はリュックを背負ってのんびりハイキングすることの多い私ですが、今日はお山を走って、擦り傷まで作ってきたのでレポートします。

チャリティーイベント「ヤリカン・逆走」

会場となったのは石川県能美市にある、鑓水観音という里山。1週7.3kmのハイキングコースをランニングするイベントで、1週だけ走って帰っても良いし、ぐるぐる何周も走っても良いし、歩いても大丈夫。参加費3,000円から得られた収益が復興支援の寄付になります。福井のサトヤマ・ワークスさんがこのイベントを紹介されているのを見て、それなら是非!と申し込みました。

「逆走って!?」コース&ルート

「ヤリカン・逆走」というネーミングの通り、このコースを使ったメジャーなルートからすると逆回りになります。通常のレースイベントでは右回りのところを、チャリティーでは左回りという感じ。このルートだと、スタートから1.5kmくらいは舗装路で、湧水を汲める「霊水堂」の横から登山道に入るんですね。ながい階段を登って、観音堂や展望台を横目にゆるやかな道を進み、少し勾配がある下りを経て、舗装路に戻ってきます。コースは土と木の根がほとんどで、岩やガレではありませんでした。

順調に2周回…と思いきや、最後は一回転(涙)

健脚アスリートさんが多い中、初心者っぽい人の姿もチラホラ見えて少し安心。和気あいあいとした雰囲気の中、湧水を汲んだり、展望台に登ったりしながらのマイペースなランニングでした。ちなみに、このイベントをプロデュースされた荒木選手は有名な選手で、走行中にふわっとお姿が見えたかと思いきや、数秒後には背中が見えなくなっていました。足に引っかかる木の根に苦労していた私には信じられないスピードです!3時間ほどかけて、私もなんとか2周回。慣れて来た感じがした終盤「これでラストだ〜」と張り切って走った結果は「スリップ → 木の根に引っかかる → 大転倒」。キレイに宙を一回転して膝に擦り傷とアザを作って帰る結果となりました(涙)。大人でもこんなに夢中になって遊べる楽しいお山。それが「鑓水観音」なのですね。私がよく訪れる福井の文殊山を思い出させる、親しみやすいお山でした。今日は2周回、合計15kmを走って終了。地元ランナーさんと近隣の方の温かい応援、そして手作りの素敵なエイドに感謝です。

復興への思い

「ヤリカン・逆走」では、募金だけではなく能登への長期的支援を促すことが目的に掲げられていました。被災地まで行くことが難しくても、こうやって楽しく能登を応援する方法もあると思うと、復興支援に参加できる幅が広がりますね。復興には時間がかかる一方、世間の関心はだんだん薄らいでいくもの。このような活動が起点となり支援の輪が広がれば良いなと思い、今日はレポートさせていただきました。

なお、来週日曜日は福井県によるボランディア活動に参加予定です。私自身が子供時代に阪神大震災を経験していることもあり、その時の感謝の気持ちと、「We Love 能登」の気持ちを、少しでも現地に届けたいと思っています。

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